韓半島の東の海、東海にある慶尚北道(キョンサンブクド)鬱陵(ウルルン)島と西の海、西海にある全羅南道(チョンラナムド)黒山(フクサン)島に、50人乗りの小型飛行機が離着陸できる空港が建設されることになりました。
国土交通部は、事業の妥当性調査など事前の手続きを終えたと、2日、明らかにしました。
来年末までに実施設計を終え、2017年はじめに着工し、黒山島の空港は2020年に、鬱陵島の空港は2021年にそれぞれ開港する予定だということです。
この2つの空港が完成すれば、1200メートルの滑走路を持つ小型空港が韓国で初めて誕生することになります。
年間45万人が訪れている鬱陵島は、これまでソウルから片道9時間がかかっていましたが、空港が完成すれば、片道1時間に縮まることになり、地域経済の活性化をはじめ、小型空港産業の発展にもつながると期待されています。
政府は今後、島しょ地域を中心に小型空港の建設を拡大する方針です。
一方、政府は来月から、江原道(カンウォンド)襄陽(ヤンヤン)や慶尚南道(キョンサンナムド)金海(キムヘ)の路線にも50人乗りの小型ジェット旅客機を投入する予定です。