ことしの国民健康保険の財政状況は、2兆9968億ウォンの黒字になる見込みで、2011年以来5年連続の黒字になるものとみられます。
国民健康保険公団によりますと、ことしの国民健康保険の総収入は51兆9838億ウォン、総支出は48兆9870億ウォンで、総収入から総支出を差し引くと、2兆9968億ウォンの黒字になるものとみられるということです。
国民健康保険の財政状況は、2011年に1兆6000億ウォンの黒字になって以来、毎年黒字額が増加しており、黒字の累計金額は、今月4日現在、16兆9779億ウォンに上っているということです。
国民健康保険公団は、このままいくと、2019年には国民健康保険の積立金が20兆ウォンを超えるものとみられると説明しています。
専門家らは、国民健康保険の黒字が続いている背景について、健康診断による病気の早期発見が増えたことや、がん発症率が減少していること、高齢者向けの医療費増加率が減少に転じたことなどを挙げています。