韓国と国連による第14回軍縮・不拡散会議が、7~8日の2日間の日程でソウルで始まりました。
会議には、内外の国際機関や学界から軍縮・核不拡散の専門家、韓国駐在外交官など、130人余りが出席します。
ことしは「より安全な世の中に向けた未完の課題」というテーマで、イランの核合意と北韓の核問題、宇宙安全保障などについて討論します。
国連の潘基文事務総長は開幕式に送った映像メッセージで、軍縮・核不拡散は地域と世界の安全保障のために何よりも重要だとしたうえで、核兵器を取り除くための努力を強化すべきだと強調しました。
また、韓国外交部の辛東益多国間外交調整官はあいさつで、北韓が最近潜水艦発射型ミサイルの試験発射を行ったことに言及し、国連安全保障理事会の決議に反することだと強く批判しました。
この会議は2001年に韓国の国連加盟10周年にちなんで初めて開催され、アジア・太平洋地域の代表的な軍縮・不拡散会議として定着しています。