世界銀行は最近出した報告書で、韓国や日本など、高齢化が急速に進んでいる国では、若年層の移民者を積極的に受け入れるなどの方法で対処する必要があると指摘しました。
世界銀行が8日に公表した「アジア太平洋地域における高齢化に関する報告書」は、韓国や日本のように高齢化が急速に進んでいる国では、若年層の移民者を積極的に受け入れていく必要があり、そのためには若い労働者を多く誘致できるよう労働市場を開放しなければならないとしました。
アジアの8ヶ国で、人口に占める移民者の割合は、韓国は1.1%で最も低く、日本とタイはそれぞれ1.7%でした。
これは、シンガポール40.7%、香港38.8%、オーストラリア25.7%、ニュージーランド22.4%に比べて極めて低い水準です。
世界銀行は、4月に出した報告書では、韓国では15~64歳の人口が2010年から2040年までの30年間に15%以上減り、65歳以上が人口に占める割合は7%から14%に増えるだろうと見通しました。
報告書は、韓国の高齢化はアジアではベトナムに次いで速く進んでいるとしています。