1955~1963年生まれのベビーブーム世代とその子どもの世代を比較すると、子どもの世代は、親の世代に比べて、住宅難などに対する不安は大きいのに対し、暮らしに対する満足度はやや高いことが分かりました。
統計庁が10日にまとめた「韓国の社会動向」によりますと、韓国戦争後のベビーブーム世代の子ども世代である、1979~1992年生まれのいわゆる「エコ世代」の55%は、「自分も住宅難に直面する可能性があると思う」と答えていて、44.7%は、「自分も失業と貧困に見舞われる可能性がある」と答えています。
こうした将来への不安を示す答えは、親の世代であるベビーブーム世代に比べて、それぞれおよそ8ポイント高くなっています。
一方、自らの人生に対する満足度では、エコ世代は、10点満点の5.85点で、ベビーブーム世代に比べて0.2ポイント高くなっています。
エコ世代は、職業を選ぶとき、「自分に向いているものや興味を感じるものを選択する」との答えが22.5%で、ベビーブーム世代より2倍以上高くなっています。
また、エコ世代は、結婚は必要と考える人の割合がベビーブーム世代より低く、結婚後の家事の公平な分担に対する意識は高くなっています。
さらに、韓国国民として誇りを感じる人は66.9%で、ベビーブーム世代より低く、北韓に対する認識は、「敵でも友人でもない」との答えが56.7%で、ベビーブーム世代より高くなっています。