北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が水素爆弾の保有について言及したことについて、中国外交部の華春瑩報道官は10日の定例会見で、「われわれは今の韓半島情勢が非常に複雑で敏感で脆弱であると判断している。関連当事国が情勢の緩和に役立つことをより多くすることを希望する」と述べ、金第1書記の発言を間接的に批判しました。
華報道官は韓半島問題について「中国の原則と立場は非常に明確で確固たるものだ」と強調し、▲韓半島の非核化の実現▲韓半島の平和と安定の維持▲対話と交渉を通じた問題解決という3大原則を再確認しました。
金第1書記は、最近改修を終えた平壌(ピョンヤン)市の平川(ピョンチョン)革命史跡を視察し、「国の主権と民族の尊厳をしっかりと守る自衛の核弾、水素爆弾の巨大な爆音をとどろかせる強大な核保有国になった」と、初めて水素爆弾の保有に直接言及しました。