北韓が、25年ぶりに「全国財政銀行活動家大会」を開くもようです。
北韓の朝鮮中央通信は10日、「全国財政銀行活動家大会」の参加者が、故金日成（キム・イルソン）主席と故金正日（キム・ジョンイル）国防委員長の遺体が安置されている平壌（ピョンヤン）の錦繍山（クムスサン）太陽宮殿を参拝したと伝えました。
大会の開催時期や場所、規模などについては触れませんでしたが、北韓では、通常大きい行事を前に参加者が錦繍山太陽宮殿を参拝することから、専門家らは、近く大会が開かれるとの見通しを示しています。
「全国財政銀行活動家大会」が開催されるのは、金日成主席時代の1990年9月以来、およそ25年ぶりです。
大会の開催は、住民の衣食住の問題がある程度安定していることを示すもので、それに合わせて金融システムを定着させようとする狙いがあるものとみられています。
北韓は、現在、金融の電算化を推進中であることが分かっていて、ことしの夏には、40人あまりを東南アジアに派遣し、金融に関する講義を受けさせています。