旅客船セウォル号沈没事故に関する特別調査委員会による聴聞会が14日から3日間の日程で始まりました。
聴聞会では、政府の初動対応の適正性について重点的に調査が進められる予定です。
また、海洋警察が検察や監査院の調査を控えて、職員に対して虚偽の陳述を強要したとする疑惑についても調査することにしています。
14日の聴聞会には、事故当時の海洋警察庁長をはじめ、事故現場で指揮を取っていた海洋警察の元上層部が証人として出席します。
一方、特別調査委員会の調査委員17人のうち与党推薦委員5人は今回の聴聞会には出席しない見通しです。
与党推薦委員らは、調査委員会が「大統領の事故当日の行跡」を調査の対象に含めたことに反発し、辞意を表明しています。