韓国政府は来年の経済成長率について3.1%との見通しを示しました。
企画財政部は16日に発表した最新の見通しで、低金利と原油安などで内需が回復し、企業の投資も段階的に増え、景気が徐々に回復に向かうだろうとし、来年の成長率は3.1%まで回復するだろうとしました。
ただ、輸出は、最大の輸出相手国である中国経済の停滞で、制限的な回復にとどまり、アメリカの利上げで国際金融市場の変動性が拡大するなど、世界経済の不確実性が高まり、韓国経済にも負担になるだろうとしました。
また、高齢化や家計負債の増加、製造業の競争力低下なども、成長を妨げる要因として作用するだろうとしました。
一方、ことしの成長率見通しについては、6月の見通し3.1%から0.4ポイント引き下げ、2.7%との見通しを示しました。
韓国銀行と民間シンクタンクに続いて政府の見通しも2%台に下がったものです。