フィリピンで韓国人が銃で殺害される事件が発生し、韓国警察は現地に捜査チームを派遣しました。
外交部の当局者によりますと、フィリピン中部のバタンガス州で現地時間の20日午前1時半ごろ、50代の韓国人男性が、自宅に侵入した4人組に銃で撃たれ、殺害されたということです。
事件当時、自宅にはフィリピン人の妻と子供もいましたが、この韓国人男性だけが死亡しました。フィリピン警察は、犯人の特定を急ぐ一方、金銭目的の強盗殺人か、それとも恨みによる殺人か、犯行目的などについて捜査を進めているということです。殺害された韓国人男性は、20年あまり前にフィリピンに移り住み、建築業を営んでいました。これで、ことしに入ってフィリピンで殺害された韓国人は合わせて11人となりました。このようにフィリピンで韓国人を対象にした殺人や強盗などの重要犯罪が相次いでいることから、韓国警察は21日、現地に警察官3人と国立科学捜査研究院の専門家1人の合わせて4人からなる捜査チームを派遣しました。韓国警察が海外で発生した犯罪の捜査にあたるために、捜査チームを派遣するのは初めてです。