北韓を逃れ、韓国に定着した脱北者の失業率が着実に改善し、5%を下回りました。
統一部が22日まとめたところによりますと、韓国に住んでいる脱北者の失業率は、先月末時点で4.8%で、去年に比べて1.4ポイント、4年前に比べると、7.3ポイント改善しました。
今年の韓国の全体の失業率は3.6%と見込まれており、脱北者の失業率との差は、2011年には10ポイント近くあったのが、今年は1ポイント余りに縮小しています。
統一部の関係者は、「脱北者の自立基盤を持続的に拡充するなどの努力に支えられ、徐々に改善している」と説明しています。
今年韓国に入国した脱北者は1080人あまりで、現在、韓国に住んでいる脱北者は合わせて2万6000人となっています。