韓国の法務部は22日、中国やベトナム、インドネシア、フィリピン、カンボジアの5か国からのインバウンド観光客に対するビザ発給の手数料の免除を来年末まで延長すると発表しました。
手数料の免除は、今年5月に発生したMERS=中東呼吸器症候群の影響で、中国人観光客が急激に減少したことを受けて7月に始まったもので、今年末までの予定でした。
しかし韓国を訪れる外国人観光客の半分近くを占める中国人観光客数が1月から11月までの累積で前の年の74%に止まっていて、法務部は手数料の免除を来年末まで延長することになりました。
法務部の関係者は「今回の措置で、観光産業の活性化はもちろん、景気回復にも大いに役立つと期待している」と話しています。