今年7月から9月までの第3四半期における家計や企業などの民間部門の負債総額が、韓国のGDP=国内総生産の1.8倍に達し、これまでで最も多くなっています。
韓国銀行のまとめによりますと、GDPに対する民間部門の負債の比率は、182.6%となっています。
民間部門の負債のGDPに対する比率は、ことし1月から3月までの第1四半期は176%と、去年に比べてやや下がりましたが、4月から6月までの第2四半期に180%を超え、その後、さらに上昇したものです。
民間部門の負債は、家計の融資と掛買い、企業の金融機関からの融資など、家計と企業の負債を足し合わせたものです。
このうち、家計負債のGDPに対する比率は74%で、去年末に比べて1.7ポイント増え、企業負債のGDPに対する比率は108%で、去年末に比べて2.3ポイント増えました。
韓国銀行は、民間部門の負債が全体的に増えており、今後、リスクが高まるおそれがあると指摘しています。