韓国の国民が保有する資産から負債を差し引いた「国富＝国民純資産」が、2008年の世界金融危機以降5年間で36％も増えたことがわかりました。
韓国銀行と統計庁が29日、まとめた国民の貸借対照表（バランスシート）によりますと、韓国の国富は、2008年末に8118兆5000億ウォンだったものが、2013年末には1京39兆2000億ウォンと、5年間で36％も増加したということです。
2008年末にはGDP＝国内総生産の7.4倍だったものが、2013年末には7.7倍に増加しました。
このうち家計や非営利団体、企業を含む民間部門の純資産は、7945兆9000億ウォンで、国富の72％を占めました。
なかでも家計純資産は、土地や建物など非金融資産の占める割合が、2008年末の81.8％から2013年の77.2％に減ったのに対して、金融資産の占める割合は18.2％から22.8％に増えました。