韓国の自動車メーカー4社の韓国国内での販売台数が、去年、この19年間でもっとも多かったことがわかりました。
業界が4日、発表したところによりますと、現代・起亜自動車、韓国ゼネラルモーターズ、ルノー三星自動車、双龍自動車の韓国の完成車メーカー4社の去年の自動車の販売台数は、国内と海外を合わせて前の年に比べて0.7%多い901万1200台あまりでした。
このうち国内販売は、前の年に比べて8.7%多い157万9700台に達し、1996年以降で最大になりました。しかし輸出は、0.8%減って743万1500台でした。
国内外での販売台数をメーカー別に見ますと、現代・起亜自動車が801万5000台でもっとも多く、続いて韓国ゼネラルモーターズが62万台、ルノー三星自動車が22万9000台、双龍自動車が14万4000台の順でした。
国内販売がこのように好調だったのは、去年、内需拡大のためぜいたく品に課す個別消費税が一時的に引き下げられていた駆け込み需要によるもので、ことしはこの措置がなくなるとともに、外国車に対する関税がなくなることから韓国車の販売は苦戦するものとみられています。