韓国の造船大手3社が、去年、過去最大の赤字となりました。
造船業界などによりますと、去年、韓国の造船大手3社はすべて営業損失となり、赤字額は、大宇(テウ)造船海洋が一番多くて5兆ウォン、三星(サムソン)重工業が1兆7000億ウォン、現代(ヒョンデ)重工業が1兆5000億ウォンとなりました。
このような巨額の赤字となったのは、受注していた海洋プラントの契約が相次いで解除されたこと、世界経済の低迷で受注が減ったことなどが挙げられています。
造船市場には、ことしも大きな変動はないと予想されており、3社が赤字から回復することは難しいとされています。
また韓国の造船業界はこれまで受注量が世界一でしたが、去年は中国に抜かれて2位となりました。
そして世界の造船受注量のほとんどを握る韓日中3か国の受注シェアでも、中国が30.3%、韓国が30.0%で中国に抜かれて2位となりました。日本は27.1%でした。