北韓では、6日に行った4回目の核実験の成功を祝う大規模な集会が、7日と8日、全国各地で開かれました。
北韓の労働党機関紙、労働新聞が8日、伝えたところによりますと、核実験の成功を祝う大規模集会が、平安北道、慈江道、咸鏡北道など全国各地で開かれ、「初めて行った水爆実験が成功したことに党員や労働者は大きな誇りを感じている」と報道しました。
また朝鮮中央テレビは、8日に平壌の金日成広場で行われた大規模集会の模様を伝え、およそ10万人の前に、朝鮮労働党の金己男(キム・ギナム)書記、朴奉珠(パク・ボンジュ)内閣総理、黄炳誓(ファン・ビョンソ)人民軍総政治局長ら、党、政府、軍の高官らが出席したことを紹介しました。
この集会で金己男書紀は演説し、「アメリカによる戦争挑発に対抗し、最強の核抑止力を持った」として核実験を正当化しました。
また国家科学院のチャン・チョル院長は、「われわれの技術で核融合反応に成功した。水素爆弾などの核兵器は、もはや強大国の占有物ではない」と述べ、水爆実験の成功を改めて強調しました。