中国経済への不安が高まるなか、ドル高が急激に進み、ドルに対するウォン相場は、5年6か月ぶりに最安値となりました。
ソウル外国為替市場での為替レート、アメリカドル1ドルの終値は、先週の終値に比べて11ウォン70銭ウォン安ドル高の1209ウォン80銭でした。
これは終値としては、2010年7月19日以来5年6か月ぶりのウォン安です。
円に対するウォンの相場も一時、先週の終値に比べて19ウォン11銭ウォン安円高の100円=1031ウォン75銭となりました。
100円が1030ウォン台となったのは、おととし4月以来です。
これは、中国の株式市場の動揺が続いているなか、安全資産を好む傾向が強まったことや、北韓の核実験の影響で韓国の地政学的なリスクが高まったことなどが背景にあるとみられます。