北韓の4回目の核実験を受けて国連安保理が強力な制裁決議を進めていることについて、中国の共産党機関紙、人民日報系の環球時報は、「中国は、北韓の政権を揺さぶる安保理決議には反対するだろう」とする見通しを示しました。
環球時報は13日付けの社説で、「中国は、韓半島の核を除去すると同時に、家の前で戦争が起きるのも阻止しなければならない」として、北韓の政権を揺さぶる国連安保理の決議に中国は反対するだろうとする見通しを示しました。
そのうえで、環球時報は、アメリカが北韓を先制攻撃して核能力を壊滅する可能性と、北韓が、国際社会による制裁に強く反発する可能性が同時に存在するとして、「中国はどんな最悪の状況にも備えるしかない」と強調しました。