韓国銀行は、今年の経済成長率の見通しを、去年10月に示した3.2％から3％に下方修正しました。
韓国銀行の李柱烈（イ・ジュヨル）総裁は、下方修正の背景について、「中国の外国為替市場の不安定な動きや国際原油価格の下落などで、株価が大幅に下がり、ウォン安ドル高が一気に進んでいることなど、最近の国内外の状況を踏まえたものだ」と説明しています。
3％は、政府が今年の成長率として見込んでいる3.1％に比べて0.１ポイント低いものです。
また、韓国銀行は14日の金融通貨委員会で、政策金利を現行の年1.50％で据え置くことを決めました。
政策金利はことし6月に、これまででもっとも低い年1.5％に引き下げられて以来、7か月連続の据え置きとなっています。
据え置きは市場の予想通りで、中国の景気鈍化や原油価格の急落などで、グローバル経済の先行き不透明さが増しているなか、しらばく、状況を見守る必要があると判断したためとみられます。