北韓による4回目の核実験に対抗し、韓国軍が北韓への拡声器を使った宣伝放送を再開してから、現役兵の除隊延期申請が相次いでいますが、国民の間では「愛国心の現れだ」という意見と「就職の時に役立てるためだ」という意見が出ています。
国防部によりますと、除隊の延期を申請した現役兵は、およそ1000人に上っています。
去年8月、非武装地帯の韓国側で地雷が爆発し、韓国軍兵士2人が負傷した事件によって南北間の緊張が高まった時も、およそ100人の兵士らが除隊延期を申請し、一部企業が彼らの就職を約束しています。
現役兵の除隊延期申請について、国防部の金珉奭(キム・ミンソク)報道官は、14日の会見で「愛国心から出た立派な決心で、勇気だ」と称え、一部で出ている「就職のため」という見方については、否定的な見解を示しました。
ただ、国防部は、今のところ、申請は受け付けないことにしています。