国連が1月末に行う予定だった北韓の外交官を招待して行う軍縮関連研修プログラムの実施を無期限延期したことがわかりました。
韓国政府関係者が18日に明らかにしたところによりますと、国連は、1月末に、北韓の外交官を対象に軍縮関連の研修プログラムを実施する予定でしたが、ほかの国連加盟国が支援しないという意思を示したため、無期限延期になったということです。
無期限延期を決めたのは、北韓が6日に4回目の核実験を行ったことから、核開発を続ければ、国際社会で孤立を深めることになるとの警告メッセージを発する狙いがあるものとみられています。
軍縮研修プログラムは、北韓の外交官に、国連やスイス・ジュネーブの国連軍縮研究所などを訪問させ、軍縮や核不拡散に関する国際社会のルールについての研修を受けさせることで、北韓が核不拡散に向けた道を歩むようにするために毎年国連が実施してきたものです。