慰安婦問題に関する著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の名誉を傷つけたとして在宅起訴された朴裕河(パク・ユハ)世宗大学教授が日本の裁判員裁判にあたる「国民参加裁判」を申請しました。
朴裕河教授はメディアとのインタビューで、「より多くの人がこの本を読んで判断してほしいと考え、国民参加裁判を申請しました。ファイルは無料で配布する予定だ」と述べました。
朴裕河教授は2013年8月に発表した著書「帝国の慰安婦」で、元慰安婦被害者について「自発的な売春婦」などと記述し、波紋を広げました。この問題で元慰安婦被害者9人が朴教授を相手に損害賠償請求訴訟を起こし、ソウル東部地方裁判所は今月13日、朴教授に9千万ウォンの賠償金を支払うよう命じています。
ソウル東部地方検察庁は去年の11月中旬、朴裕河教授が著書で十分な論拠を提示せず、慰安婦について記述したことで元慰安婦の名誉を大きく傷つけたとして、在宅起訴していました。初公判は20日午前に開かれる予定です。