韓国の外貨準備高が、危機に対応できる規模に達していないとの指摘が出ていることについて、韓国銀行は21日、「韓国の外貨準備高は十分」と反論しました。
韓国銀行は21日、韓国の外貨準備高が、緊急事態に対応できるほどの規模に達しておらず、外貨資産の流動性も低いとの指摘が出ていることについて、「韓国の外貨準備高は、外部からの衝撃に十分対応できる規模だ」と反論しました。
韓国銀行は、そのうえで、「外貨準備高で運用している債券は、どれも信用度の高い優良債券で、危機的状況で適時に流動化するのに何の問題もない」と強調しました。
民間の研究機関である韓国経済研究院は、最近発表した報告書のなかで、韓国の外貨準備高など対外支払い能力を示す指標は、危機の可能性を排除できるほど十分なものにはなっていないとの見方を示しています。
また、日本の日本経済新聞は20日、韓国の外貨準備高を構成する外貨資産の流動性が不足していると伝えています。
韓国の外貨準備高は、去年11月末時点で3685億ドルで、中国、日本、サウジアラビア、スイス、台湾に次いで世界で6番目に多くなっています。