朴槿恵(パク・クネ)大統領が22日、北韓の核問題をめぐる6か国協議について、実効性に問題があり、北韓を除いた5か国による協議を検討すべきだと述べたことについて、アメリカは支持する立場を示しました。
韓国駐在アメリカ大使館の報道官が23日、明らかにしたものです。
それによりますと、「アメリカは、ほかの当事国との協調が、信頼に基づいた交渉を通じて、韓半島の非核化に向けたわれわれの努力に前向きな働きになると考える」として、5か国協議の提案を支持しました。
アメリカのこうした支持表明は、北韓を除く5か国の一致した態度が、北韓を非核化交渉のテーブルに引き戻すことに役立つと判断したものとみられます。
これに先立って、6か国協議のアメリカ側の首席代表のソン・キム国務副次官補は去年9月、韓国のメディアとのインタビューで、「5か国の協調の下、北韓を交渉に引き戻す方法を模索している」と述べています。