戦闘警察設置法が廃止され、戦闘警察が創設から45年ぶりになくなり、義務警察に一元化されます。
戦闘警察は、北韓から潜入した工作員によるテロなどに対処するために1971年に創設されましたが、朴正熙政権下の1970年代後半からは主に政権に反対するデモや暴動の鎮圧などの任務を行い、軍事独裁政権の象徴ともされていました。
一方、義務警察は1967年に創設されましたが、戦闘警察と同じく警察が兵役対象者から志願者を募って選抜します。
義務警察はソウルや地方の警察庁に所属し、犯罪、テロ、災害、交通整理、警備、検問などの任務を行います。
戦闘警察、義務警察ともに兵役の一つで、入隊対象者から選抜しますが、2012年から入隊対象者が減少したことから、戦闘警察を廃止することになったものです。