去年1年間、韓国で航空機を利用した乗客数が、おととしに比べて9.8%増加し、過去最多となりました。
国土交通部が28日にまとめたところによりますと、去年1年間、国際線の利用客は、前の年より8.2%多い6143万人、国内線は、前の年より13.5%多い2798万人で、合計8941万人になり、これまでで最も多くなりました。
国際線の利用客が6000万人を超えたのははじめてで、格安航空会社を中心とした新規路線の就航や運航拡大、ウォン相場の上昇や原油安による韓国人の海外旅行の増加などが背景にあるものとみられています。
また、去年、国内線で韓国の格安航空会社5社を利用した人の数は、1529万人で、おととしに比べて22.4%増え、国内線の全体の利用者のおよそ55%に上りました。
国際線で韓国の格安航空会社を利用した人の割合は14.6%で、おととしに比べて3.1ポイント拡大しています。
国土交通部は、「航空旅客数年間1億人の時代が迫ってきている。特に、今年は、格安航空会社の利用者数が3000万人を超えると予想される」としています。