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国際

国連特別報告官 「韓国では集会・デモの自由が後退」

Write: 2016-01-30 11:39:54Update: 2016-01-30 11:39:54

国連特別報告官 「韓国では集会・デモの自由が後退」

集会結社の自由の実態を把握するため韓国を訪れた「国連平和的集会および結社の自由」のマイナ・キアイラ・ルエ特別報告官は29日、「韓国ではここ数年、集会とデモの自由が持続的に後退しているようにみえる」と懸念を示しました。
マイナ・キアイラ・ルエ特別報告官は29日、ソウルのプレスセンターで会見し、「韓国では集会があらゆる面で不当な制約を受けている」と指摘したうえで、「警察が集会の届け出を事実上許可制にし、集会を道路交通の妨げになるとして認めないのは、いずれも国際人権基準に合わない」と指摘しました。
さらに、マイナ・キアイラ・ルエ特別報告官は、去年11月の労働市場改革や歴史教科書の国定化などに反対する大規模な集会で警察が過度に対応したことについて、「集会の参加者1500人に対して出頭命令を出して調査をすることは平和的権利の自由を萎縮させる」として懸念を示しました。
特別報告官は20日に韓国入りしてから29日までに政府機関を訪問したほか、韓国の人権団体と人権侵害の被害者にも会って人権の実態について調査を行いました。
一方で、担当部署の責任者への面談はいずれも拒否されたということです。
特別報告官は、今回の調査内容をもとに正式な報告書を作成して、ことし6月に国連人権理事会に提出する予定です。

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