韓国の国家債務が、2月5日の時点で600兆ウォンを超えるという見通しが出されました。
国会予算政策処によりますと、韓国の国家債務は、2015年の年末の時点で595兆1000億ウォンに上っており、このままいくと、2月5日には600兆ウォンを超えるものとみられるということです。
韓国の国家債務は、2001年は113兆1000億ウォンでしたが、2005年は238兆8000億ウォン、2009年は347兆1000億ウォン、2011年は402兆8000億ウォン、2014年は503兆ウォンに上り、毎年増加しています。
これについて政府は、「国家債務の金額が増加しているものの、OECD=経済協力開発機構加盟国のGDP=国内総生産に占める国家債務の割合の平均が、2007年から2015年までの間41.4%ポイント増加したことに比べて、韓国は9.8%ポイントの上昇に止まっており、他国に比べて良好な状態にある。また、アメリカの信用格付け会社のムーディーズも、韓国の財政健全性が高いとして、去年12月、韓国の信用格付けをこれまでで最高の『Aa2』に引き上げている」と説明しています。