政府は仁川国際空港の警備システムを綿密に点検することにしました。
仁川国際空港では29日、ベトナム国籍の男性が自動出入国審査台を利用して密入国し、旅客ターミナル1階のトイレからは爆発物とみられる物体が見つかったりして、警備システムに問題があるのではないかとする指摘が出ています。
こうした指摘を受けて、政府は31日の関係閣僚会議で、自動出入国審査のシステムに問題はないか全数調査を実施し、監視カメラや全身検索機などを補強することを決めました。
また、航空会社と連携して、不法入国の恐れがあると判断される乗継乗客については、航空会社の職員がマンツーマンで乗り継ぎを案内することにしました。