北韓が国際機関に人工衛星の打ち上げを通告した問題で、韓国の軍当局が情報能力の全てを動員し、北韓の動きを注視しています。
韓国の軍関係者によりますと、地上のグリーンパインレーダーと海上のイージス艦、空中の早期警報統制機などを動員して北韓を監視しているということです。
グリーンパインレーダーの探知能力は500km、イージス艦は1000kmと、北韓がロケットを打ち上げた場合、いちはやく探知できます。
さらに軍当局は北韓が4回目の核実験の後、警戒態勢を引き上げています。
国防部が3日に開いた国防政策諮問委員全体会議で、韓民求(ハン・ミング)国防長官は、北韓の4回目の核実験や事実上の長距離ミサイル発射予告により、韓半島の安全保障状況が厳しいと述べ、韓米の強固な連合防衛体制で韓国軍の対応能力を強めていくと強調しました。
一方、外交部も2日の夜、対策会議を開き、北韓の事実上の長距離ミサイル発射への対応に万全を期すことにしています。