韓国では、この2年間で、ジカウイルスを媒介するとされるヒトスジシマカの生息数が大幅に増えたことがわかりました。
疾病管理本部が去年、全国22か所の監視センターで採集した蚊のうち、ヒトスジシマカが占める割合は3.4%で、前の年の0.4%から3ポイント上昇しています。また、採集したヒトスジシマカの数は、1日平均482.7匹で、2013年の71.5匹に比べて6.8倍多くなっています。
疾病管理本部の関係者は、去年、採集箇所を増やしていることなどから、単純比較は難しく、また、全体的な推移を知るためには、長期にわたる統計が必要だと説明しています。
韓国に生息するヒトスジシマカは、ジカウイルスを媒介する可能性があるとされていますが、確認はされてはいません。