北韓が、今月8日から25日の間に事実上の長距離弾道ミサイルを発射すると予告したことについて、ロシアは、強い懸念を示しました。
ロシア外務省は３日、声明を出し、北韓の発射予告について、「深い懸念を呼び起こすものだ。国連安全保障理事会の決議をまたもや違反し、普遍的に認められる国際ルールを露骨に無視している」と非難しました。
声明はそのうえで、「国際社会と明確に対立することでどのような結果を招くか見定めるべきだ」と指摘し、発射を自制するよう求めました。
ロシア外務省の今回の声明は、問題を重要視していることを示す「外務省声明」として発表されたもので、先月6日に北韓が核実験を発表したことを受けて出した報道官名義の声明よりもレベルが高いものとなっています。