長距離ミサイルの発射を準備している北韓が、ミサイルに燃料の注入を始めているもようです。
朝日新聞が5日、アメリカの軍当局の話として伝えたものです。
それによりますと、地上にある30cmの物体も識別できる偵察衛星で北韓の動きを監視した結果、既に燃料の注入を始めたものとみられるということです。
また、北韓の東倉里(トンチャンリ)にある鉄道施設やミサイル発射台、燃料を運ぶ貨車がある場所で、4日以降、人や機材の動きが活発になっているということです。
一方、韓国の軍当局も5日、「北韓がミサイルの発射を予告した8日からいつでもミサイルを発射できるよう、現在燃料を注入している可能性がある」と述べています。
燃料は一度注入し始めると途中で中断したり抜いたりすることが安全上難しい上、一週間以内に発射しないと酸化することから、北韓のミサイル発射の時期は来週になる可能性が高いという見方が出ています。
北韓は2日、国際機関に今月8日から25日の間に人工衛星、事実上の弾道ミサイルを発射すると通告しています。