北韓は7日、「地球観測衛星、光明星4号を軌道に載せるのに成功した」と発表し、事実上の長距離ミサイルの発射に成功したことをアピールしました。
北韓の朝鮮中央テレビは、韓国時間の7日午後0時30分から特別重大報道を伝え、国家宇宙開発局の発表として、「7日午前、光明星4号の軌道進入に完全成功した」と述べました。
金正恩第1書記が6日に光明星4号の打ち上げ命令を出し、文書に署名したということです。
また、朝鮮中央テレビは、「打ち上げは平壌(ピョンヤン)時間で午前9時に行われ、9分46秒後に軌道に進入した。光明星には地球観測に必要な測定機器と通信機器が搭載されており、発射の成功は国の科学技術と経済力を発展させていくうえで画期的な出来事となる」と強調しました。さらに「今後も衛星をより多く、より遠くへ打ち上げる」と述べ、長距離弾道ミサイルの発射を継続していく計画を強調しました。
北韓はまた午後のテレビ放送で、光明星4号の打ちけ上げ場面をとらえた映像を公開するとともに金正恩第1書記が発射を見守る様子を伝えました。