北韓の警備艇1隻が、8日、西海の軍事境界線であるNLL=北方限界線を侵犯して韓国側水域に侵入しましたが、韓国側の警告射撃で引き返しました。
8日午前7時頃、北韓の警備艇1隻が韓国北西部の小青島(ソチョンド)付近の西海で、軍事境界線であるNLL=北方限界線を越えて韓国側に侵入しました。
これに対して韓国海軍は、5発の警告射撃を行い、警備艇は20分後に北韓側に引き返したということです。
韓国軍は、警戒態勢を強化して、北韓軍の動向を見守っています。
北韓によるNLLの侵犯は、ことしに入って初めてのことで、事実上の長距離弾道ミサイルを発射した翌日に行われたことから韓国軍は局地的挑発の一環として、韓国軍をけん制しようとした狙いがあるものとみています。