2月8日は韓国の旧正月、ソルナルです。家族連れが先祖の墓参りをするなど、ソルナルらしい光景が各地で見られました。
8日は全国的に雲が広がるなか、ソウルでは朝の最低気温が氷点下4度、江原道春川市では氷点下8度など、全国的に氷点下の冷え込みとなりました。
高速道路は、故郷からソウルなどへ戻るUターンラッシュと墓参りの車で8日午前から渋滞が始まりました。
渋滞は午後4時から5時の間にピークに達する見込みで、車で正午に出発すると、釜山(プサン)からソウルまでは8時間20分、光州(クァンジュ)からソウルまでは7時間10分、中部の大田(テジョン)からソウルまでは3時間50分かかるものと予想されています。
一方、ソウルでは伝統芸能を体験できるイベントがあちこちで開かれました。
ソウル市庁前広場に設けられたスケートリンクでは、連休最終日の10日まで、韓国風すごろくの「ユンノリ」など伝統的な遊びを体験できるイベントが繰り広げられます。
また外国人が多く訪れる南山(ナムサン)の韓屋村(ハノクマウル)では、8日と9日の2日間、旧正月の風習を体験できるイベントや、韓国風のお雑煮「トックク」を試食するイベントなどが行なわれています。
さらにソウル歴史博物館では、北韓を逃れて韓国入りした芸術家らが組織した「平壌(ピョンヤン)芸術団」による北韓の人気歌謡の公演が行われるほか、ソウル子ども大公園では、「申年」を迎えてサルの仮面を作るイベントなどが行なわれます。