韓国では、海外旅行に出かける人が増えているのに対して、海外からの
旅行者が減っているため、去年は観光収支の赤字が大幅に拡大しました。
韓国銀行が8日、まとめたところによりますと、去年、韓国を訪れた外国人旅行者が韓国で消費した金額は151億7700万ドル、海外に出かけた韓国人旅行者が海外で消費した金額は、212億7200万ドルで、差し引きの観光収支は、60億9500万ドルの赤字となりました。
これは、2007年に108億6000万ドルの赤字となった以降で、もっとも大きい赤字です。
観光収支の赤字幅がこのように膨らんだのは、去年、海外旅行に出かけた韓国人による支出が大幅に増えたのに対して、マーズ=中東呼吸器症候群の感染拡大などの影響で、韓国を訪れた外国人旅行者がおととしに比べて6%ほど減ったためとみられています。