アメリカの格付け会社ムーディーズは、開城工業団地の閉鎖は韓国の信用格付けにマイナスの影響を及ぼすだろうとの見方を示しました。
ムーディーズは15日の報道資料で、開城工業団地は南北間の和解の象徴で、韓国政府は南北間で緊張が高度に高まった際にも開城工業団地の操業を続けてきたとしたうえで、開城工業団地の閉鎖は地政学的なリスクを高めることにつながり、韓国の信用格付けにマイナスの影響を及ぼすだろうとしました。
また、地政学的なリスクが高まれば、外国人の直接投資が減り、資金調達のための費用が高まることになり、経常収支や財政収支の悪化につながるとしました。
ただ、韓米間の強固な同盟関係、中国の影響力などで、韓半島で南北間の直接的な軍事衝突は避けられるだろうとしました。