韓日慰安婦合意についての議論が続いている中、慰安婦被害者1人が15日、持病のため亡くなりました。90歳でした。
韓国の市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」によりますと、今回亡くなった慰安婦被害者は、16歳の頃に日本の工場で就職できると言われて連れて行かれ、台湾で4年間、慰安婦生活を強いられました。韓国が独立し、故郷に帰ったあとも、慰安婦生活による持病で苦しんだということです。
韓国政府に登録されている慰安婦被害者238人のうち、生存者は45人となりました。
一方、一部の慰安婦被害者たちや支援団体は去年12月28日に締結された韓日慰安婦合意について、日本の法的責任がないことなどを理由に無効を主張しており、現在学生団体などが無期限デモを行っています。