北韓の北東部にある豊渓里(プンゲリ)核実験場の地下に複数の坑道があるとみられることから、北韓が兆候をほとんど見せずに新たな核実験を実施できることがわかりました。
アメリカの北韓専門ウェブサイト「38ノース」が現地時間の16日、明らかにしたものです。
「38ノース」は、最近までの衛星写真を判読した結果、「北韓は既に核実験のためのトンネルを完成させているとみられる」とし、北韓の指導部から決定が下されれば、核実験ができるとの見通しを示しました。
「38ノース」はまた、「新たな核実験を進める兆候は衛星写真からは見えない」としながらも、「北韓が事前兆候を見せずに新たな実験を実施できることは先月6日の4回目の核実験で既に明らかになっている」としました。
「38ノース」は去年12月3日、北韓が豊渓里の核実験場一帯で、核実験のためと見られる新たな坑道の掘削工事を進めているという観測を示していました。