韓国企業による海外企業の合併・買収の規模が、中国や日本などに比べ大きく下回っていることがわかりました。
アメリカの大手総合情報サービス会社ブルームバーグが18日にまとめたところによりますと、2011年から去年までの5年間、韓国企業が海外で行った合併・買収の規模は389億4000万ドルとなっています。
これは、日本企業と比べると8分の1、中国の7分の1で、韓国企業が日本や中国との競争で遅れをとるおそれがあると指摘する声が出ています。
全国経済人連合会の関係者は、韓国企業が海外での合併・買収に消極的なことについて、「これまで失敗した例が多く、企業が海外での合併・買収を恐れているようだ。また、起業家精神が不足している面もある」と指摘しています。
また、韓国経済研究院の関係者は、「韓国は、海外に会社を設立し工場をつくる‘グリーンフィールド型’の投資が多く、海外企業の合併・買収には消極的だ。‘グリーンフィールド型’の投資は主に発展途上国が、合併・買収は、主に先進国が行っている投資」と指摘しました。