去年の麻薬密輸の摘発が前の年に比べて急増したことがわかりました。
韓国関税庁が18日に発表した「2015年麻薬類密輸取締り動向」によりますと、去年摘発した麻薬密輸は、前の年に比べて、金額は42%増加した2140億ウォン、摘発件数は6%増加した325件、重量は28%増加した91.6キログラムだったということです。
関税庁は、これまで主に中国、香港などから密輸されていた麻薬が、カナダや中東、アフリカなどからも密輸されるなど、その経路が多様化していると説明しました。
また、個人用貨物を利用した少量密輸が前の年に比べて81%増えたほか、輸入貨物や船舶の乗組員を通じた密輸も急増しているということです。
こうした事態を受けて、関税庁は、麻薬探知機や麻薬探知犬の配備を増やし、国際捜査機関と協力するなど、麻薬取締りを強化していく方針です。