北韓に対するアメリカ独自の制裁強化法案が、現地時間の18日、発効しました。
アメリカのオバマ大統領は18日、上下両院が12日までに可決した北韓に対するアメリカ独自の制裁強化法案に署名し、法律は発効しました。
北韓が核実験と長距離弾道ミサイル発射を強行したのを踏まえ、核兵器の開発・拡散や人権じゅうりん、サイバー攻撃にかかわった個人や団体に対し制裁を科す内容となっています。
また、北韓に現金が流入し、大量破壊兵器の開発・拡散に使われるのを防ぐため、制裁対象の北韓の個人・団体と取引した外国の個人・団体も、新たに制裁の対象に加えています。
さらに、北韓が鉱物資源を輸出して核開発資金を得られないように、鉱物取り引きに対しても制裁を科すとしていて、これまでで最も強力で包括的な内容となっています。
アメリカ下院が関連法案を先月12日に可決してから、上院での採決や下院での再審議を経て、大統領の署名により発効するまでにかかった期間は37日で、異例の速さとなっています。