北韓はミサイルの弾頭を散らす技術を持っているので、高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD」の韓国配備は意味がないと、アメリカの北韓寄りのメディア「民族通信」が主張しました。
アメリカにある北韓寄りのメディア「民族通信」は、20日、
ノ・ギルナム代表の文章を発表し、この中で「北韓は、長距離弾道ミサイルの弾頭を散弾のように散らす技術を開発済みだ。このためアメリカ軍のTHAADを韓国が高額で取り入れても意味がない」と主張しました。
その根拠として、ノ・ギルナム代表は、北韓が7日に発射実験を強行したミサイルの1段目が分離された後に270個あまりの破片となり、西海に落ちたことを挙げました。
1段目が破片になって落下したことについて、韓国国防部も、北韓が1段目の回収や分析を防ぐために自爆装置で意図的に爆破したとする見方を示しています。