製造業の労働生産性が下がっていることが分かりました。
統計庁のまとめによりますと、去年の第1四半期から第3四半期の労働生産性指数は96.7で、前の年の同じ期間に比べて2.7%下がりました。
労働生産性指数は、生産額を労働量で割った数値を指数化したもので、生産過程における労働効率のことです。
2011年に102.5だった労働生産性指数は、2012年102.2、2013年100.8、2014年99.3と、年々下がっています。
労働生産性が下がっているのは、世界経済の減速で輸出が減り、生産活動そのものが活発でないためとみられます。
中でも、鉄鋼、石油化学、造船業は、世界市場で供給過剰状態が続いていて、生産性がさらに下がっています。