アメリカはことし初めに北韓と平和協定交渉について非公式に接触したと、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルが21日付けで報じました。
それによりますと、北韓による1月6日の核実験の数日前に、アメリカと北韓は韓国戦争を公式に終わらせるために平和協定交渉開始をめぐって非公式に接触したものの、折り合いがつかず、北韓が核実験を強行したことで結局は決裂したということです。
アメリカは平和協定締結に向けた交渉で「非核化」を議題の一つに取り上げることを求めましたが、北韓はこうした要求を拒否したということです。
こうした報道について、アメリカの外交消息筋は、北韓が去年末に平和協定締結について非公式に協議を提案したものの、アメリカは非核化の交渉が優先だとする立場を伝え、結局、具体的な協議は行われなかったとしました。