テロに備えて全国の各税関にテロ対応専門チームが設置されることになりました。
関税庁は22日、ことしに入って初めてとなる全国税関長会議を開き、各税関に合わせて126人の専門家からなる20のテロ対応専門チームを設置し、テロに関する情報収集や現場での対応能力を強化することにしました。
このチームは、テロ組織が主に活動しているパキスタン、ソマリア、シリアなど25か国を行き来する旅行客や貨物を全数調査し、輸送手段に対しても一斉点検を行います。
またテロリストの資金源を遮断するために、違法な為替取引への取締りなどを強化する方針です。
テロに使われる恐れのある銃や銃弾、爆発物などの韓国国内への流入を防ぐために、貨物に対するX線検査も大幅に強化されます。
一方、去年、全国の空港や港湾で関税庁が銃や銃弾、爆発物などを摘発した件数は、おととしより30%多い1072件で、3年前に比べて3倍以上に増えました。