北韓は、3月7日に始まる韓米合同軍事演習で両国が北韓の最高首脳部を狙った、いわゆる「首斬り作戦（Decapitation Attack）」に投入される特殊作戦兵力にささいな動きでもある場合は、大統領府・青瓦台に先制攻撃を加えると警告しました。
北韓の国営放送・朝鮮中央テレビは23日、朝鮮人民軍最高司令部の重大声明を発表し、「北韓の最高首脳部を狙った首斬り作戦は、体制崩壊を実現しようとする敵対行為の極みだ」などと非難しました。
その上で、北韓は、イラク戦争などで要人を暗殺する「首斬り作戦」を実行してきたアメリカ軍の特殊部隊が韓米軍事演習に参加することをあげ、「ささいな動きでも見せた場合、事前に徹底的に制圧するための先制的な作戦を遂行する」と威嚇しました。
北韓は最初の攻撃対象として大統領府・青瓦台や政府機関を、次の攻撃対象としてアジア・太平洋地域のアメリカ軍基地やアメリカ本土を挙げています。
北韓は任意の時刻、任意の場所でアメリカ本土を攻撃できる強力な最先端の攻撃手段を保有していると主張しました。