韓国の去年の出生数が3年ぶりに増加しましたが、「超少子化社会」からの脱却は難しいようです。
統計庁が24日に発表した「2015年出生・死亡統計」によりますと、去年の出生児数は前の年に比べて3300人多い43万8700人で、出生率も前の年に比べて0.03人多い1.24人ということです。
これについて、保健福祉部は、妊娠が難しいとされる「難妊夫婦」への支援事業など、政府の少子化政策が功を奏したと評価していますが、事実上、去年の出生児数は、過去4番目に低い水準であり、過去最低を記録した2005年とほぼ変わらない水準で、出生率もOECD=経済協力開発機構加盟国34か国のうち最も低くなっています。
また、最近、高齢出産が増えているため、韓国が「超少子化社会」から脱却することは難しいとみられています。